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市川総合病院の心臓カテーテル

1.心臓カテーテル件数が多い方がよいというのは時代遅れ

冠動脈疾患の診断・治療のためにカテーテルは非常に重要なものですが、場合によっては重大な合併症が起こりえるため、当院ではその適応を慎重に決めています。本当にカテーテルが必要だと考えられる場合にしか行いません。営利を目的としてカテーテル検査を行うようなことはしていません。また何回ステント治療を施しても寿命は変わらず、延命効果はないことが学術的にわかっています。検査件数、手術件数がただ多い方がよいという考えはもう時代遅れです。市川総合病院循環器内科では適切な内服薬を用いた治療を併せて行い、良質な医療を提供しています。

2.安全性を最重視して体制を構築しています

心臓カテーテルを行うことができる病院は非常に多く、大学病院から入院施設がほとんどないような小さな病院まで、あらゆる態勢で行われるようになっています。厚生労働省はカテーテル治療を行うことができる施設の基準として心臓血管外科が併設されている病院であることを推奨しています。市川総合病院心臓病センターは併設されている心臓血管外科と協力して診療に当たっており、安全性を高めるためにペースメーカー、補助ポンプ、心肺補助装置などの高度医療機器を常備し、万が一の際には緊急で心臓血管外科対応が可能な状態にしています。万全を期し、心臓カテーテルを行う場合、最低1泊は入院して頂いています。